【秘境川下り】南紀の秘境・静閑瀞をパックラフトでくだってみた
和歌山県新宮市の山奥にある知られざる秘境『静閑瀞(せいかんとろ)』
ここに訪れるのは沢登り好きか鮎釣り好きくらいでは無いかと言うくらい一般にはほとんど知られていません。
「瀞(とろ)」というのは川でも水深が深く流れがほとんど感じられないところ。
そんな瀞場が連続しているため、いこうと思うと泳ぎが必須。なので夏場は最高なんですがそれ以外の時期はちょっと行こうと思わないところなんです。
で、今回は瀞を突破するために新たな武器をもって挑んでみました!
それが『パックラフト』
いわゆるインフレータブルカヌーで空気を入れて膨らますカヌーですが、空気を抜いて丸めると背負えるくらい軽量というのが最大の特徴です。
モンベルで販売されているココペリ社の「キャストアウェイ」を買いました。
パックラフトを行きは担いで帰りは膨らまして乗って川を下る!というのが今回の作戦。
では、どんな感じになったのか写真でレポートしたいと思います。
いざ秘境へ!
行きはこんな感じで、バックの中にライフジャケット(赤)とパックラフトが収まっています。(パドルは私のバックの中に)
おそらくこれで5kgくらいだと思います。女性でも問題なく背負える重さですね。
こんな感じで何度か渡渉(川を渡る)しながら上流へ進みます。
川の水量によりますが、この日なら渡渉時の深さはこのくらいまでで収まります。
岩フェチにはぐっときそうな面白い地層ですね〜。地質的にも見所たくさんな沢です。
ここがスタート地点から最初の瀞場です。いよいよここでパックラフト登場!
水の透明度にうっとりしっぱなし。この川では鮎もたくさん泳いでいますよ〜♫
パックラフト登場!まずはどんな感じか練習中(このあとライフジャケットを着ました)
いや〜この時点で秘境感たっぷりですね。でも実はまだこの先がすごいんです!
それではあらためて出発!ほとんど流れがないので上流に向かって漕いで行けます。
瀞場が終わって浅瀬がきたらおりて担ぎます!乗り降りしやすいのもパックラフトの利点ですね。
そしてまた漕ぐ。漕いで歩いての繰り返しでどんどん核心部に迫っていきます。
いい感じになってきましたね〜。ここはかなり長い距離の瀞場でした。
パックラフトには担ぎやすいようにスリングを後から付けています。
何度も瀞場が出てきます。これが泳ぎとなると大変なところ。パックラフト万歳!
両側に迫り来る岩壁、吸い込まれそうに透明で深い川、この辺りが核心部です。
この日は10月初めですが天気も良く絶好のコンディション!光がキラキラ!!
とにかく長いコースなのでここで折り返すことにします。で下流に待ち受けるのが、、
どどど!っといいかんじに流れるナメラ(一枚岩)。ここをどうするかは内緒です。
ナメラの下流には滝!しっかり滝も鑑賞できる素晴らしいコースですね〜
さあ!帰りは流れに乗ってスイスイ進んでいきますよ〜
パックラフトの中での体はこんな感じ。かなり安定してるのでまず転覆はしません。
また核心部の瀞場に戻ってきました。
静閑瀞という名前のとおり、ここにくるとスッと音が消えて静寂の世界になります。
🐸カエルサングラスで真顔のモデルさん、、かっこいい!ですよね?笑
川の水がスケスケすぎて底の岩が丸見え!数日前に雨が降っても全く濁り無し。
と、こんな感じでパックラフトを最大限に活用して秘境を旅してきました。
秘境ですので周りには一切道路もありません。人もいません。あるのは美しい自然。
ぜひここでとびきり贅沢な時間を過ごして欲しいなと思います。
ツアー適期は春から秋まで。
気になったかた、参加してみたいと思ったかたは
『くまの・川遊び部』
までご連絡ください!